間違ったダイエット方法①食事編
ダイエットには食事制限が付きものです。しかし、食事制限の方法が間違っていると、ダイエットに逆効果になることもありえます。あなたは、これから解説するような食事制限をしていませんか。
食事を抜く
「痩せるためには食べないのが一番!」と食事を抜く人もいます。しかし、食事を抜くダイエットはNGです。
食事を抜いて、いわば飢餓状態になると脳が危機感を覚えます。そのため、次の食事のときにできるだけたくさん食べようとするため、食欲がアップするのです。
また、食事を抜くと体も危機感を覚えるため、エネルギーの消費量を減らし、次に食べたものをできるだけ脂肪として蓄えようとします。
つまり、食事を抜くと、
・食欲が増す
・エネルギーの消費量が減る
・脂肪を蓄えやすくなる
というデメリットがあるのです。痩せるどころか太りやすい体になるため、食事を抜くのは間違ったダイエット方法といえます。
炭水化物を抜く
炭水化物を抜くと一時的に体重が落ちやすくなります。効果を実感しやすいため、炭水化物抜きダイエットは自分に合っていると感じる人も少なくないでしょう。
とはいえ、効果が出やすい分、リバウンドもしやすいので注意が必要です。
というのは、米やパン、麺類といった炭水化物には糖質が含まれています。糖質は脳に必要なエネルギー源なので、糖質が不足すると脳に必要なエネルギーが不足します。そのため、体は筋肉を分解してエネルギーとして使うようになるため、筋肉量が減り、結果として基礎代謝が落ち太りやすい体になるのです。
ダイエットを成功させたいなら、炭水化物を適度に摂ることは欠かせません。
間違ったダイエット方法②生活編
食事以外にも間違ったダイエット方法はあります。生活の中にある間違ったダイエット方法についてみていきましょう。
運動不足
食事制限だけで痩せようとすると、体重が減ったとしても筋肉量や骨量まで低下します。そのため、骨がもろくなる、基礎代謝が低下するといったデメリットがあります。
筋肉量が低下すると、ダイエットをやめた後にリバウンドしやすくなることも問題です。また、リバウンドが起きたときに筋肉量は元に戻らず、脂肪だけが増加します。
ダイエットを成功させるには食事制限だけで痩せようとするのではなく、運動することも大切です。
ダイエット中の睡眠不足
個人差はあるものの、理想の睡眠時間は7時間程度です。ダイエットをしているのになかなか痩せない場合は、睡眠不足の可能性もあります。
睡眠時、内臓は体内の要らないものをまとめて外に排出しようと働きます。ところが、睡眠不足になると排泄がスムーズにいかなくなるため、太りやすくなるのです。
また、睡眠時には食欲抑制効果のあるレプチンというホルモンが分泌されます。当然、睡眠不足になるとレプチンの分泌量も減ります。また、食欲の増進効果があるグレリンというホルモンの分泌量が増えるため、余計に食欲が増してしまうのです。
つまり、ダイエットを成功させるには、睡眠をしっかりと取ることが欠かせません。
ダイエット中のストレス
ダイエット中はストレスを溜めないようにしましょう。ストレスが溜まると、痩せにくくなり、太りやすくなる危険性があるからです。
ストレスを感じると、空腹を感じさせるホルモンが過剰に分泌されます。イライラして食べ過ぎてしまったり、やけ食いしてしまったりするのはそのせいです。
特に極端な食事制限のダイエットをすると、食べたいものを食べられないことからストレスを感じやすく、それがダイエットの成功を阻む要因となることがあります。
サプリメント頼りになる
ダイエットに良いとされるサプリメントなどに頼るのも間違ったダイエット方法です。「飲むだけで痩せる」といった広告を鵜呑みにしないようにしましょう。
ダイエットに良いとされる薬やサプリメントはあくまでも補助的に活用して、適度な食事制限と運動をすることが大切です。
正しいダイエット方法
では、正しいダイエットとはどんなものなのでしょうか。ここからは、正しいダイエットのやり方を紹介します。
目標設定をする
まずは、目標を設定することからスタートしましょう。
具体的に、いつまでにどれくらい痩せたいかを決めるのです。そうすると、その目標を達成するためにはどうすれば良いかがわかります。
たとえば、目標体重65kg、ダイエット期間3ヶ月という目標を立てた場合、今の体重が73kgであれば3ヵ月で8kg落とす必要があります。つまり、1ヶ月に2~3kgずつ落としていかなければなりません。
具体的な数字の目標を設定すると、その目標を達成するために摂取カロリーをどれくらいに留める必要があるのか、といったことがわかります。
食事
先ほど述べたように、食べないのは間違ったダイエット方法です。着実に痩せるには、適切なカロリーコントロールを心がけましょう。
極端に食べる量を減らしたり、特定の食べ物を食べなかったりする必要はありません。以下の方法で、簡単に摂取カロリーを減らせます。
・赤身の肉を選ぶ(ロースやバラ肉は避ける)
・揚げ物は控える
・ご飯の量を少し減らす
・ドレッシングはノンオイルのものにする
・おやつもカロリー低めのものを選ぶ
・菓子パン・洋菓子は控える
食べるものを我慢するとストレスになるので、肉なら赤身の部位を選ぶ、揚げ物を控えるという具合に、摂取する脂質の量を控えると良いでしょう。おやつは「食べない」と決めるよりは、低カロリーのものを少量だけ食べると決めておくとダイエットを続けやすくなります。
また、ダイエット中は栄養バランスの良い食事を取ることも大切です。
・炭水化物
・脂質
・たんぱく質
・ビタミン
・食物繊維 など
これらをバランス良く摂るようにしましょう。
運動
効率良く痩せるには、運動も必要です。筋力アップに有効な無酸素運動と、脂肪燃焼に良い有酸素運動を組み合わせて行うと良いでしょう。
・無酸素運動:スクワットや腕立て伏せなどの筋トレ、短距離走、ウエイトリフティング など
・有酸素運動:ウォーキング、ジョギング、水泳、ヨガ、サイクリング など
いずれにしても、ストレスのない範囲で楽しみながら取り組めるのが理想です。
生活
食事と運動に加えて、生活を見直すこともダイエットに役立ちます。以下の点を心がけみましょう。
・睡眠不足の解消
・お酒を飲み過ぎない
・休日に寝てばかりいない
睡眠は7時間を目標にしっかりと取りましょう。また、お酒を飲むと、お酒自体のカロリーに加えて、おつまみのカロリーも余分に摂取することになるため、ダイエット中は控えることをおすすめします。
「休日はゆっくり寝て過ごしたい…」という人もいますが、寝てばかりだと運動不足につながります。意識して体を動かして運動量アップを目指しましょう。
ひとりでダイエットをするのは難しい、続かないという場合は、メンズエステを利用してみるのもおすすめです。プロから食生活や運動のアドバイスを受けられるので、無理なくダイエットを続けられることができますよ。
まとめ
間違ったダイエットを続けていると、頑張っているのに思うような成果がなかなか表れません。この記事で紹介した間違ったダイエットに当てはまる点があれば、まずはそのダイエット方法をやめましょう。
目標を設定し、正しい食事制限と運動を組み合わせると、徐々に変化がみられるようになるかもしれません。また、睡眠をしっかりと取ること、休日は体を動かすこと、お酒を飲み過ぎないことにも気を付けましょう。