ジムに通ってもお金がもったいないと思ってしまう要因
「ダイエットはしたいものの、ジムへ通うためのお金を払うのはもったいない」と感じてしまうのはなぜなのでしょうか。ここでは、考えられる5つの要因を紹介します。
月額が高い
仕事をしていると、毎日ジムに通うのはなかなか難しいでしょう。週末のどちらか1日は通うと決め、さらに早く帰れた平日の夜に1日ジムに行けるとしても、週1~2回通うのがやっとです。
たった週1~2回ジムに通っているだけなのに、高い月額費を毎月支払っていると、お金がもったいないと感じるかもしれません。
大手のジムでは、来店する度に料金を支払うドロップイン制度を設けていることもあるため、頻繁に通えない人は検討してみてはいかがでしょうか。
自宅でできるようなトレーニングしかしてない
せっかくジムに通っているにも関わらず、トレーニング器具を必要としない筋トレやランニングに取り組んでいる人は案外多いのではないでしょうか。器具を使わない運動をしているだけなら、わざわざジムでするのがもったいなく感じられるでしょう。
腹筋や腕立て伏せなら、自宅でも簡単に行うことができます。
運動が習慣化しない
運動習慣をつけたくてジムに通い始めた人もいるでしょう。しかし、振り返ってみれば結局通っているのは月1~2回程度で、運動習慣も身につかなかったという人も少なくないはずです。
最初は「入会費や月額費を支払っているのだから、もったいなくておのずと運動をするようになるだろう」と考えていたときもあるでしょう。しかし、条件つきで高めたモチベーションはそう長く維持することは難しいものです。
準備や移動が面倒
ジムへ行くとなると準備が必要です。スポーツウェアやドリンクを用意し、ジムまで移動したら着替えて運動に取りかかるわけですが、たとえジムまでの距離が近くても数十分は準備に時間を取られるでしょう。遠いジムならさらに移動時間が大幅に増えます。
わざわざジム通いをしなくても自宅でトレーニングをしたほうが、時間やお金がかからないと感じても無理はなさそうです。
混み合っていて器具が使えない
頻繁にジムに通える状況でも、ジムで満足のいくトレーニングができなければ、お金がもったいないと思ってしまうことがあります。
ジムは時間帯によって非常に混み合うこともあり、人気のジムであればよりその傾向は顕著です。運動するにも人が多くて思うように体を動かせなかったり、使いたい器具がすでに使われていたりすることもあるでしょう。
せっかくジムまで足を運んだにも関わらず、やりたいトレーニングができなければモチベーションを保てなくなるでしょう。
ジムに通うメリット
ここでは、ジムに通う3つのメリットを紹介します。
効率的に筋トレができる
混雑する時間さえ避ければ、ジムでは本格的なトレーニング機器を自由に使うことができます。自宅で自重トレーニングをしたり、自分で買いそろえたトレーニンググッズを使ったりするのと比べて本格的な運動が行えます。
特に自宅でのトレーニングに物足りなさを感じている人は、ジムで負荷の高い運動をするほうがより体を鍛えられるように感じるでしょう。
筋トレは長期的に取り組んでこそ結果が出るものなので、環境の整った場所で根気よく取り組みたいと考えるならジム通いがおすすめです。
正しい筋トレ方法がわかる
ジムでの筋トレは、正しいフォームで行いやすいという点でも効率が良いです。設置されているトレーニング機器に使用方法が書かれているため、そのとおりに使えばしっかりと筋肉に負荷をかけることができます。
それに対し、自宅での筋トレは自己流で取り組むことになるため、実はフォームが間違っているということも珍しくありません。誤ったトレーニングは筋肉が鍛えられないだけでなく、ときには怪我をするリスクもあるため要注意です。
なお、ジムによってはトレーナーから筋トレのアドバイスやサポートを受けられることもあります。プロの指導を受けて自分のフォームを見直すことができれば、より効率的にトレーニングができるでしょう。
広いスペースでトレーニングができる
ジムでは広いスペースでのびのびとトレーニングに励めるのも大きなメリットです。自宅では満足のいくスペースが確保できない人ほど、ジムに通う価値を感じられるでしょう。
本格的なトレーニング機器を自宅に設置するとなると、部屋が狭くなる場合があり、かえってトレーニングしにくくなることがあります。
ジムであれば、広い空間にトレーニング機器を設置しているので、広さを気にすることなく使えます。
ジム代でお金を無駄にしないためにできること
ここでは、ジムにかかるお金がもったいないと感じたときに試すべき対処法をまとめました。
プランの見直し・月額が安いジムに変える
支払っているお金とジムに通う頻度が見合っていないと思うなら、まずはプランの見直しをしましょう。ジムによっては回数無制限、月4回まで、月2回までといった具合に通う頻度別に料金設定をしていることがあります。
また、利用料の安いほかのジムに乗り換えるのも手段のひとつです。通える範囲にほかのジムがあるようなら、料金を比較してみてはいかがでしょうか。
職場の福利厚生にジムがないか調べる
企業が社員の健康促進などを目的にジムと法人契約を結んでいる場合、福利厚生でジムを利用できることもあります。
料金がすべて会社負担になるのか、一部負担になるのかは職場によって異なりますが、普通に通うよりは安くなるはずです。いま通っているジムのお金がもったいないと感じたときは、一度職場の福利厚生制度の詳細を調べてみましょう。
自宅でトレーニングをすることも考える
自宅でトレーニング環境を整えられる人なら、いっそジム通いをやめて自宅で運動に励むことも検討してみてください。
自宅でトレーニングに取り組めば、ジム代の節約にもなり、移動や準備にかかる手間も省けます。ジムに支払っていたお金が浮いたぶん、別のスポーツを始めるのもいいでしょう。
ジムより気軽に自分のできる範囲から始められるため、習慣化しやすいメリットもあります。本格的な機器を使った運動にそこまで重要性を感じないなら、まずは自宅で自重トレーニングに取り組んでみると良いでしょう。
オンラインサービスを利用する
近頃はオンラインでレッスン動画を提供する、オンラインフィットネスと呼ばれるサービスを展開しているジムもあります。トレーナーによるパーソナルトレーニングを受けられるサービスもあり、実際にジムに通うより料金はかなり安い傾向です。
ジムに通うのにかかる移動時間も削減できるのは、大きなメリットでしょう。
お金の無駄を減らしたいけれど、自分で取り組むトレーニングは正しくできているか不安という人は利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ジムのお金がもったいないと思ったら、まずは現状のジム通いにどんな不満を感じているか考えてみましょう。支払っているお金と通う頻度が見合っていないのか、ジムのトレーニング機器を使いこなせていないのか、なにかしらの要因があるはずです。
抱えている不満がなくなれば、これまで以上にのびのびとトレーニングに励めることでしょう。
健康的な体を維持するためにジムは大いに役立ちます。自分にとって最適な利用方法を考えながら、ジム通いを充実させてください。