キックボクシングは男性におすすめ!効果とトレーニング方法を紹介

2022.04.21

ダイエット

昨今では性別を問わず、ダイエットや健康のためにキックボクシングを始める方が増えています。特に厚い胸板や広い背中、シックスパックに割れたたくましい腹筋、引き締まったウエストを手に入れたい男性であれば、キックボクシングをすることで、理想の体型を手に入れやすくなるでしょう。

今回はキックボクシングの効果やメリット、およびトレーニングの方法や効果をあげるためのポイントについて解説します。

この記事は約5分42秒で読み終わります。

 

そもそもキックボクシングとは?

 

キックボクシングはムエタイから派生した格闘技であり、日本発祥のスポーツです。ボクシングはパンチのみでキックは禁止されていますが、キックボクシングの場合はパンチとキックで勝負が行われます。

 

近年はダイエットや健康づくりを目的としてキックボクシングを始める人が多くなり、キックボクシング専門のトレーニングジムも増えてきています。

 
 

男性がキックボクシングすることで期待できる効果

 

ここでは、男性がキックボクシングをすることで期待できる効果について、具体的に解説します。

 

脂肪が燃焼しやすくなる

 

キックボクシングは脂肪を燃焼させる有酸素運動と、筋肉を増進させて基礎代謝を上げる無酸素運動のふたつを同時に行えるため、短期間で痩せるにはとても効果的なトレーニング方法だといえます。

 

足でステップを踏む動作が有酸素運動であり、パンチやキックを繰り出す動きが無酸素運動になります。動きが大きい分、消費カロリーも大きくなるため、水泳やランニングと比較しても消費カロリーの高さは断トツです。

 

また、キックボクシングはパンチやキックでお腹まわりの筋肉を使うため、無理な食事制限をしなくても効率良くスリムアップを目指せます。

 

筋肉が増強する

 

キックボクシングであれば、一部の筋肉だけでなく全身の筋肉をバランスよく鍛えることができます。その中でも特に筋力をアップできるのが体幹です。

 

体幹とは身体の動きをサポートするインナーマッスルや、身体を動かすためのアウターマッスルを含めた頭と手足以外の胴体のことを指します。

 

パンチを繰り出す動作は二の腕・肩周り・背中といった筋肉を刺激し、キックする動作はウエスト・腰周り・お尻・脚といった筋肉を刺激します。お腹や背中周りの筋肉が増えることで基礎代謝が上がり、姿勢や身体の歪みの改善にもつながり、やがて痩せやすい体へと変化していきます。

 

運動不足を解消する

 

キックボクシングは、ほかのスポーツと比べて消費カロリーが高く、全身を動かすため、運動不足の解消に最適なトレーニング法といえます。

 

都心や駅チカの通いやすい場所に店を構えるキックボクシングジムも多いため、仕事終わりや買い物のついでに立ち寄れるのもポイントです。

 

また、初心者用のメニューも用意されているため、意外と気軽に始めやすいのがメリットです。

 

自信がもてる

 

キックボクシングのメリットのひとつに、理想のスタイルに近付くことで心身ともに大きな自信がもてるということが挙げられます。

 

キックボクシングを続けることにより、引き締まった体型が手に入るだけでなく、女性にモテやすくなるのも決して夢ではありません。

 

また、キックボクシングはいざというときの護身にも役立ちます。キックボクシングで基本的な動作を押さえておけば、自分の身を守ることができるでしょう。

 
 

キックボクシングのトレーニング方法

 

どんなスポーツにもいえますが、トレーニングの効果を得るには、基本のフォームを身に付けることが大切です。間違ったやり方では怪我につながるおそれもあるため、気を付けておきましょう。

 

ここではキックボクシングの基本姿勢や動作について見ていきます。

 

キックボクシングの基本の構え

 

キックボクシングは姿勢と構えが重要です。

 

まずは、両足を肩幅程度に開き、腹筋に力を入れながら、やや前傾姿勢を取ります。右利きの場合は左足を真正面に向け、右足をやや外側へ向けて立ちます。

 

脇をしっかり締めて、両肘は肋骨の前に据え、両方のこぶしは頬の高さに上げます。その際、こぶしは力を入れず、親指を外側に軽く添えて自然に握れば構えの完成です。

 

キックボクシングの基本動作とコンビネーション

 

キックボクシングの基本動作やコンビネーションには以下のようなものがあります。

 

<ジャブ>
ジャブとは、キックボクシングで最も基本的な打撃方法であり、相手の顔やボディに向けて連続して細かく打つパンチのことです。

 

構えた姿勢から回転力を使わずにまっすぐに前へこぶしを突き出し、打ったらすぐに元の構えに位置に戻します。ジャブにはそれほど威力がありませんが、コンビネーションや牽制など、テクニックとしての重要度は高い動作といえます。

 

フェイントや相手との距離感を測るのにも効果的であり、強いパンチを打つよりも素早く前に出すことを意識しましょう。

 

<フック>
フックとは、ヒジを曲げて側面から横方向へ打つパンチのことをいいます。真横に打つとまったく力が入らないので、半円を描くイメージで身体の軸を中心にしながら、腰を使ってパンチを繰り出します。

 

<ストレート>
ストレートとは、足・肩・腰の回転力を使ってまっすぐ打ち抜くパンチのことをいいます。ジャブと違って連射が難しく、踏み込む速さと身体の動きが大きいと、それだけ威力も大きくなるのが特徴です。

 

ただし、踏み込みが甘いと体重が乗らず、強いパンチが打てないため、身体を回転させて下半身にある重心をこぶしに移動させるように意識して打ち込むと良いでしょう。

 

<アッパー>
アッパーとは、下から上に突き上げるパンチのことです。

 

基本はアゴを狙うパンチですが、ボディへ当てるアッパーもあります。難易度が高く、ピンポイントでしっかり当てないと効き目の薄いパンチとなってしまいます。

 

<ローキック>
ローキックとは、ヒザを内側に持っていきながら相手の脚をすねで蹴り込むキックを指します。

 

蹴り込むときは足の力だけで蹴ろうとするのではなく、身体を回転させながら遠心力を利用して蹴るのがポイントです。

 

<ミドルキック>
ミドルキックとは、中段への蹴りを指し、横腹から肩あたりをすねで蹴り込むキックを指します。

 

パンチよりも遠くから攻撃できることに加え、パンチよりも威力が大きいため、ガードを下げさせ、パンチを弱らせる効果があります。

 

<ハイキック>
ハイキックとは、相手の首から上を狙うキックを指します。ハイキックは比較的遠い間合いから蹴ることが多いため、股関節の柔軟性がある程度必要になります。

 

横から足を回してあげると股関節を痛める原因にもなるため、蹴り足は力を抜き、まっすぐ真下から真上に持ち上げると良いでしょう。

 

<ワン・ツー>
ワン・ツーとは、ジャブとストレートの組み合わせをいい、ワンがジャブでツーがストレートになります。

 

構えた状態からまずジャブを出し、ジャブを引くと同時に、素早くジャブを引く力を利用してストレートを出します。

 

ワン・ツーはコンビネーションの中でも基本中の基本といえるため、初めはゆっくりで良いので軌道と打ち方を覚えると良いでしょう。

 

<ワン・ツー・フック>
ワン・ツー・フックとは、ジャブ・ストレート・フックの3つのパンチを組み合わせたコンビネーションをいいます。

 

<ワン・ツー・ミドルキック>
ワン・ツー・ミドルキックとは、ワン・ツーのあとにミドルキックを放つコンビネーションをいいます。

 
 

キックボクシングの効果を高めるポイント

 

せっかくキックボクシングを始めるのなら、効果的な方法でスリムアップしていきたいところですよね。

 

ここでは、効果を高めるためのポイントについて見ていきましょう。

 

継続して取り組む

 

筋肉がついたり、体が引き締まったりと、体の変化が見られるようになるまでには2~3ヶ月かかります。そのため、途中で飽きてしまわないように、どの部位を中心に鍛えたいのかなど、具体的な目標を決めて取り組むことが大切になります。

 

ご自宅でもキックボクシングの練習を行おうと思えば、YouTube動画などを見て取り組むこともできるでしょう。

 

しかし、部屋で行えるだけの広さがなかったり、自分ひとりでは続けるのが難しかったりすることもあるため、継続しやすいように自宅や職場から通いやすいジムを選んで通うのも方法のひとつです。

 

食生活を改善する

 

理想の体型を手にするためにはトレーニングも大切ですが、それ以上に食事内容が重要になります。

 

筋肉の元となるたんぱく質を含んだ食材や、脂質の少ない食事を取り入れ、バランスの取れた食生活を心掛けるようにしましょう。

 

トレーニングの効果を妨げるおそれがあるため、トレーニング前後のアルコール摂取は控えます。細胞を活性化させ、基礎代謝を上げるためにも普段から水を飲むようにすると良いでしょう。

 
 

まとめ

 

キックボクシングは脂肪燃焼効果が高く、筋力アップが狙えるスポーツのため、細マッチョを目指す男性ならば、やってみる価値は大いにあります。

 

また、キックボクシングをすると理想の体型に近付きやすくなるので、自信がもてるようになるかもしれません。

 

ダイエットで自分を変えたいという方は、ぜひキックボクシングに挑戦してみてください。

 

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