細マッチョ・ゴリマッチョの定義とは
細マッチョやゴリマッチョは、それぞれどのような定義で分類されているのでしょうか。
ここからは、細マッチョ・ゴリマッチョの見た目のイメージだけでなく、具体的な数値としての定義について見ていきましょう。
細マッチョ
細マッチョの定義は、体脂肪率が12%程度で筋肉量が体重の37~41%を占めているような体に該当する人を指します。
また、BMIも18.5~25%程度に収まることから、見た目は普通体型に見えることが多いのも特徴です。
腹筋以外の筋肉は少ないことが多いものの、皮下脂肪は一般的な体型の人よりも少ない傾向にあります。
細マッチョは適度に引き締まっていることから、服をきれいに着こなせるのも利点のひとつです。
筋肉が付きすぎて太く大きくなることはなく、どちらかというと引き締まっている印象になります。
ただし、細ければ良いというものではないため、やせ型体型の人とはまったく異なるので注意が必要です。
ゴリマッチョ
ゴリマッチョは、細マッチョよりもさらに筋肉量が多く大きいという特徴があります。
体脂肪率は20%以下が基準で、筋肉の下に皮下脂肪がついている傾向です。
そのためBMIも25以上あることが多く、数値だけで見るとやや肥満傾向なのではと感じることもあるでしょう。
しかし、見た目はボディービルダーのようにしっかりと大きな筋肉がついており、服の上からでも筋肉があることがわかるほどです。
筋肉は大きくわけて遅筋と速筋がありますが、細マッチョは遅筋が多くゴリマッチョは速筋が発達しているという点でも異なります。
ただし、日本人は欧米人と比較すると速筋の割合が少ない人種のため、ゴリマッチョを目指すのは難しい傾向にあることも把握しておきましょう。
効率よくトレーニングを行えば、ゴリマッチョを目指すことは可能です。
「ゴリマッチョを目指しているが思うように結果が出ない」という場合には、トレーニング方法などを見直す必要があります。
細マッチョとゴリマッチョそれぞれのメリット
細マッチョとゴリマッチョは、どちらの体型を目指す場合にもそれぞれにメリットがあります。
ここからは、細マッチョ・ゴリマッチョそれぞれのメリットや良いところについて見ていきましょう。
細マッチョのメリット
細マッチョのメリットは、上述のとおり服をきれいに着こなすことができる点です。
スーツや流行のファッションなどから、ジャージやTシャツなどのラフな服装までどのようなものでも似合います。
スタイルが良く見えることもあって女性からモテやすく、服を脱いだときや隙間から見える筋肉のギャップが魅力的です。
男性であることを前面に押し出しすぎず、内面から出るような男らしさがあるので、自己管理ができているという印象を持たれる傾向にあります。
そのため、ひとりの人間として自立しているようなイメージになり、社会人としても信頼されやすいのも利点のひとつです。
ゴリマッチョのメリット
ゴリマッチョのメリットは、筋肉量が多いため脂肪が燃焼しやすいことです。細マッチョよりも筋肉が多いので、たくさん食べても太りにくい特徴があります。
また、しっかりと目に見えた筋肉がついていることから、筋肉フェチな女性にモテるのもゴリマッチョのメリットです。
大きくたくましい体は男性ならではのため、たくましく頼りがいがあるイメージから好感を持つ女性も多くいます。
ゴリマッチョの体型は普段から鍛えていなければ維持できないため、筋トレで筋肉量だけでなく握力・腕力などをつけることも可能です。
力仕事が容易になる、体力がつくなど、体型だけでなく体型を維持するための筋力によるメリットが多いのも特徴だと考えられます。
細マッチョ・ゴリマッチョになるには?
細マッチョ・ゴリマッチョどちらを目指す場合でも、筋トレを行うことは必要不可欠です。
しかし、やみくもにトレーニングを行ったとしても、うまく筋肉をつけることができず、バランスが悪いイメージになる場合もあるでしょう。
では、どのような方法で筋トレを行えば、綺麗な筋肉を身に付けることができるのでしょうか。
ここからは、細マッチョ・ゴリマッチョを目指す際にチェックしておきたい、効果的なトレーニング方法について紹介します。
細マッチョになるには
細マッチョになるためには、まず綺麗に割れた腹筋を身に付ける必要があります。
腕や太ももの筋肉を必要以上につける必要はないため、大胸筋や腹筋を中心に鍛えていきましょう。
効果的なトレーニング方法には以下のようなものがあります。
・クランチ
クランチは腹筋を中心に体幹を鍛えることができるトレーニング方法で、シックスパックを手に入れたい方におすすめです。
クランチを行うときは、まず仰向けに寝転んだ状態で、両足をそろえて膝を曲げて持ち上げます。
このとき、同時に肩甲骨あたりから上体を起こして膝と顔を近づけましょう。へその辺りを見るイメージで行えば、うまく顎を引いて腹筋に力を入れることができます。
この方法は、比較的トレーニングに慣れていない初心者の方にもおすすめで、慣れてきたら捻りなどを加えることも可能です。
・シットアップ
シットアップは、いわゆる腹筋運動と聞いてイメージする「上体起こし」のことを指します。
シットアップを行う場合は、クランチ同様に仰向けに寝転がりますが、このとき足を浮かせることはありません。
仰向け姿勢のまま膝を90度に曲げた状態で、上半身を腰から起こして起き上がります。
シットアップを行うメリットは、腸腰筋などの股関節周りの筋肉も鍛えることができる点です。
クランチに慣れてきて腹筋の周囲も鍛えたい場合は、こちらに切り替えてみてはいかがでしょうか。
・ワイドプッシュアップ
ワイドプッシュアップは腕立て伏せの一種で、床についた両手を肩幅よりも広く開けて行うトレーニングです。
手を広めに開くことで、大胸筋や上腕三頭筋を効果的に鍛えることができます。
やり方は手を広めに開いて床につくこと以外は、一般的な腕立て伏せと同じなので、道具などを準備せずに行えるのも魅力です。
ゴリマッチョになるには
ゴリマッチョになるためには、基本的にはまず細マッチョになるために必要な筋肉を身に付けなければなりません。
細マッチョの体型になってきたと感じたら、新たに背筋や三角筋を鍛えるトレーニングを追加しましょう。
具体的なトレーニング方法は以下で紹介しています。
・バックエクステンション
バックエクステンションは、背中の脊柱起立筋を効果的に鍛えることができるトレーニング方法です。
地面にうつぶせに寝転がり、上半身を持ち上げて床から浮かせて行います。
ジムなどにある専用の器具を使用すれば、さらに負荷の強いハイパーエクステンションというトレーニングを行うことも可能です。
・パイクプレス
パイクプレスは、三角筋や上腕三頭筋を効果的に鍛えることができるトレーニング方法です。
腕立て伏せの上位版のようなもので、四つん這いになった姿勢から膝を浮かせてお尻を高く上げた姿勢からスタートします。
頭よりもお尻が高い位置になるように維持しながら、腕立て伏せの要領で肘を曲げて顔を床に近づけ、元の位置に戻る動きを繰り返す形です。
このように、筋肉の部位ごとに効果的なトレーニングが異なっているため、鍛えたい部位に合わせた筋トレを行う必要があります。
まとめ
細マッチョ・ゴリマッチョどちらの体型を目指す場合にも、トレーニングは欠かせません。
トレーニングは継続が重要になるため、負荷をかけすぎて途中で怪我をしたり挫折したりしないようにコントロールする必要があります。
トレーニングを習慣化して、ぜひ理想的な体型を手に入れてみてはいかがでしょうか。