サウナスーツにはどんな効果がある?効果的な使い方や注意点を紹介

2022.10.18

ダイエット

発汗作用のあるサウナスーツは、運動をしながらダイエットを行っている人にとって非常に気になる存在です。

しかし、実際にダイエットに効果があるのか、正しい使い方など知ったうえで、サウナスーツを取り入れてみたいと思う人は多くいます。

そこで、この記事ではサウナスーツの効果や使い方・選び方を解説します。ぜひ、参考にしてください。

この記事は約5分59秒で読み終わります。

 

サウナスーツって効果あるの?

 

サウナスーツとは、その名のとおり「サウナに入っているような感覚になるスーツ」です。サウナスーツと聞くと、ボクシング選手が減量時に着用しながらランニングしているイメージを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

 

サウナスーツは蓄熱性の高いウェアで、通気性のない仕様となっています。内部の気密性を高めて熱を蓄積することで、まるでサウナのような空間を作り上げ、発汗を促します。

 

とはいえ、サウナスーツを着用したからといって、短期間でのダイエット効果は期待できません。しかし、通常のトレーニングウエアに比べ、汗をより多くかけます。そのため、体内の水分量が減少することで、一時的な体重減少につながることもあります。

 

サウナスーツで期待できる効果

 

むくみ解消

 

サウナスーツは気密性が高く、着用すると発汗が促されます。多量の汗をかくことで体内の余分な水分が排出されるため、むくみ解消につながるのです。

 

また、大量の汗をかくことで血液やリンパの流れもスムーズになることから、デトックス効果が得られるとされています。そのため、美肌効果や小顔効果といったうれしい効果も期待できます。

 

基礎代謝アップ

 

サウナスーツを着用して有酸素運動を行うと、発汗作用で体温が上昇し、基礎代謝アップの効果も期待できます。

 

人の体は体温が1度上がるごとに約12%の基礎代謝アップが見込めるといわれています。基礎代謝が上がれば、より脂肪が燃焼しやすくなるので、同じ運動量でも痩せやすくなるでしょう。

 

サウナスーツを着用しての運動は、痩せやすく太りにくい体づくりに役立ちます。

 

寒い時期の保温効果

 

高い蓄熱性と気密性で発汗を促すサウナスーツは、保温効果に優れたアイテムです。秋や冬になると体が冷えて、運動しても体が温まるまで時間がかかることがありますが、サウナスーツを着用して運動すると、短時間で体が温まります。

 

寒いと外で体を動かすのが億劫になりやすいものの、サウナスーツは外の冷たい風を通しにくいのが魅力です。寒さをあまり感じなくて済むので寒い時期でも外で運動しやすく、汗を流せるメリットもあります。

 

体臭改善

 

汗をかくということは体臭につながると思われがちですが、実はサウナスーツは体臭改善にも役立つといわれています。

 

汗には、ミネラル濃度が高くベタベタして臭いを放つ汗と、ミネラル成分を含まないサラサラとした臭いの少ない汗があります。サウナスーツを着用してかく汗はベタつきのない良い汗です。サウナスーツを着用することで汗をたくさんかくと、汗腺の機能を高め、臭いの少ない良い汗をかきやすくなります。

 

結果として体臭を抑える効果も期待できるのです。

 
 

サウナスーツの効果的な使い方

 

サウナスーツは、着ているだけで発汗を促せますが、運動時の着用でさらに代謝アップを目指せます。サウナスーツの着用方法は以下のとおりです。

 

ウォーミングアップ

 

たとえウォーミングアップだとしても、サウナスーツを着用するだけで多量の汗をかきます。そのため、脱水症状にならないように、ウォーミングアップ開始前に水分補給を行いましょう。

 

また、サウナスーツの着用に慣れない間は、ウォーミングアップが済み次第、脱いでも構いません。サウナスーツ着用時の運動は、通常時よりも体力を奪われるため、無理せず徐々に慣らします。

 

ランニング

 

サウナスーツを着用したランニングは、ハードな有酸素運動となります。多量の汗をかき、息が上がると予測されるため、こまめな水分補給を意識しましょう。

 

着用時は、熱が逃げないようジッパーをしっかり閉め、インナーはボトムスに納めます。万が一、体が辛くなったらすぐにサウナスーツを脱げるよう、中にはTシャツやハーフパンツの着用をおすすめします。

 

筋力トレーニング

 

筋力トレーニングは、有酸素運動ほどすぐには体が温まりません。サウナスーツを着用すれば、体が温まった状態から筋力トレーニングを開始できるため、体の故障を防げるといえます。

 

しかし、サウナスーツの伸縮性や筋力トレーニングの種類によっては体を動かしにくく感じることもあります。そのような場合は、セパレートで着用するなどの工夫を行いましょう。

 
 

サウナスーツの選び方

 

これまで述べてきたように、効率良く汗をかけるサウナスーツは、ダイエットに励む人に人気のアイテムです。基礎代謝アップにつながることから、購入を検討する人も多いのではないでしょうか。

 

サウナスーツは、メーカーごとにさまざまな種類が展開されています。それぞれ機能や素材が異なるため、自分に合ったものを選びましょう。ここからは、サウナスーツの選び方や使い方を詳しく解説します。

 

気密性の高い素材を選ぶ

 

サウナスーツは、気密性が高く多層構造の生地を選ぶのがおすすめです。保温性が高いほど発汗を促しやすくなるため、断熱性や熱を逃がさない仕様になっているか確認しましょう。

 

また、こもった熱が逃げないよう首元や袖口、裾が絞られているか確認が必要です。とはいえ、着脱に手間がかかると大変なので、チャックで調整しやすいものを選びましょう。

 

防水性や防風性のあるものを選ぶ

 

サウナスーツを着用してウォーキングやランニングをすると、内側は汗で濡れてしまいます。また、天候によっては雨風にさらされる機会も多く、防水性や防風性など機能のチェックが欠かせません。

 

なかには、入浴時にも着用したいと考える人も少なくないでしょう。しかし、通常の防水性サウナスーツでは難しいため、その場合はお風呂専用のサウナスーツの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

 

伸縮性やフィット感で選ぶ

 
 

運動時に着用するサウナスーツは、動きやすいものを選びましょう。肩回りがゴワゴワする、または足をうまく上げられないようなタイプであれば、窮屈さを感じます。

 

快適に体を動かせるよう、伸縮性のあるものがおすすめです。また、人によって衣類のフィット感は異なります。伸縮性のないタイプであればワンサイズ大きめのものを選ぶなど、動きの邪魔にならないよう意識しましょう。

 

使い勝手で選ぶ

 

ダイエットのモチベーションを上げるため、音楽を聞きながら運動する人も多くいます。そのような人は、スマホや音楽プレーヤーを収納するポケットが付属しているかもチェックしましょう。

 

そのほか、夜道でのトレーニングであれば、危険防止に反射材があるものがおすすめです。普段着としても兼用したい場合は、リバーシブル素材のオシャレなデザインを選ぶなど、自分の着用シーンを思い浮かべて使い勝手の良いものを選ぶとよいでしょう。

 

抗菌消臭機能があるものを選ぶ

 

サウナスーツを着用して体を動かすと多量の汗をかくため、気になるのが臭いです。抗菌消臭効果のあるものだと、臭いの元となる菌の繁殖を抑えることができるため、汗をかいても臭いが気になりません。また、生地に臭いが残らないので手入れも楽です。

 

加えて、サウナスーツ内で菌が繁殖すると不衛生ですし、肌荒れなどのトラブルを引き起こすこともあります。抗菌機能があるサウナスーツは、肌トラブルの予防につながるという点からもおすすめです。

 

手入れが簡単なものを選ぶ

 

着用したサウナスーツは汗をたっぷり含んでいるので、すぐに洗って清潔にしたいと考える人がほとんどでしょう。

 

しかし、サウナスーツの多くには特殊なコーティングが施された生地が使われており、洗濯機で洗えないものが多いのが実情です。そうしたサウナスーツの場合、濡らしたタオルで生地を拭いてお手入れするのが基本ですが、毎回拭き上げるのは面倒に感じるかもしれません。

 

サウナスーツを選ぶ際は、簡単にお手入れできるか確認しておくことをおすすめします。なかには洗濯機で丸洗いできるタイプのものもあるので、そのようなタイプを選べば楽にお手入れすることができます。

 

サウナスーツを使う際の注意点

 

サウナスーツを使用する際に気を付けたい点は以下のとおりです。

 

熱中症対策をしっかり行う

 

サウナスーツは蓄熱性の高い仕様で作られており、熱さを調節できません。「たくさん汗をかきたい」「なるべく長く着用して効果を得たい」などの気持ちから無理をすると、ウェア内にこもった熱で熱中症になる危険性があるため注意しましょう。

 

サウナスーツを着ていて辛いと感じたら、すぐに脱いで涼しい場所で休むようおすすめします。いつでも脱げるように、サウナスーツを使う際はTシャルやハーフパンツなどのインナーを着用しておきましょう。

 

また、汗を多量にかいて脱水症状にもなりやすいので、こまめに水分補給することも大切です。

 

洗濯機では洗わない

 

サウナスーツの多くは洗濯機不可です。洗剤を使用すると特殊コーディングがはがれてしまい、サウナスーツの効果が薄れる可能性があるので、軽い運動の後は濡れたタオルで拭く程度にしましょう。

 

しかし、汗を大量にかくなどして汚れが気になる場合は、水で手洗いするのがおすすめです。洗った後は風通しの良い場所で陰干ししましょう。

 
 
 

まとめ

 

サウナスーツは、着用するだけで脂肪を燃焼できるアイテムではありませんが、発汗を促し、基礎代謝をアップさせたりできます。多量の汗をかくことで、むくみが解消されスッキリした気分になれるでしょう。

 

しかし、無理な着用は脱水症状などの体調不良を引き起こすリスクがあります。自分の体に合った使い方を意識し、無理のない範囲で活用しましょう。

 

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